巣箱のその後

残暑厳しい9月。今日は34℃まで上がりました。影響で、夕方には大きな積乱雲が発生。とおくからゴロゴロ聞こえてきて、もうすぐザーッときそうな感じです。裏山の周りを歩いて見ると、アケビや赤とんぼをよく見かけます。暑いけど、やっぱり秋です。ちなみにこの赤とんぼ、ヒメアカネといって水草の多い湿地を好む、ちょっとっ珍しい赤とんぼです。

さて、今日の話題のメインは、今年冬にかけたヤマガラ用の巣箱のその後。



ヤマガラ用の巣箱はスタッフが試験的に一つ、イベント参加者が6つかけました。それ以外にフクロウ用の大きな巣箱と、アカショウビンを狙った中型の巣箱が2つ。結局、確実に鳥の繁殖が確認できたのは1つだけ。皮肉にもスタッフがかけた見本の巣箱にヤマガラが営巣しただけでした。その巣箱も、いつの間にかいなくなっていて、巣立ったのか、ヘビに食われたのか、確認できず終いでした。

さて、残りの巣箱はというと、一番奥にかけたものは大変なことに…。それが下の写真。スズメバチのお家になっています(笑)しかも、幻のスズメバチとも呼ばれるチャイロスズメバチです。危なくてこれ以上近づけません。冬になったら、このコロニーは全滅するので、そしたらかんじきトレッキングのついでにでも外して観察してみようと思います。


で、他の巣箱は全く使われていないと思っていたのですが…。ありゃ!出入り口の穴をかじられている巣箱を発見!その隣の巣箱は、穴の中になにやら枯葉のようなものが見えます。こりゃ、どっちも誰かが使ってるな…。

かじられ方からすると、鳥ではなく、げっ歯類のよう。この穴から出入りできるサイズだと…モモンガかヤマネかヒメネズミか…。楽しくなってきたぞ♪ いずれも夜行性なので、今度はセンサーカメラをかけて撮影にトライしてみます。

いずれにせよ、今回の巣箱の反省点として、中に誰かが入っても確認できない!!というのが問題。特に、ムササビやモモンガ、フクロウの仲間などが入ると活動時間が夜なので確認は困難です。冬になったら、小型カメラを中に仕込んで設置しなおしてみようと思います!