夜の動物たち

①4/29(金・祝)~5/1(日)と②5/3(火祝)~5/5(木・祝)にGW特別プラン「新緑のブナ林トレッキング&山菜摘み体験」を開催予定です。②はすでに定員までご予約いただいていますが、①はまだ募集中!その企画の下見で夜の動物を探しに行きました。

昼間歩いているとなんてことのないグラウンドでも、真っ暗な夜に歩くとなんだか特別なことをしている気分になってきます。まして、山の中を歩くのはとってもドキドキしますね。静かに待っていれば、昼間は隠れていたり、眠っていたりする夜行性の動物たちに出会うこともあります。今日はムササビを探しに行きました。

いつも、夜にバーベキューをしていると出会うことが多かったので、その場所に行ってみると…やっぱりいました。巣穴から頭を出して周りを確認しています。ムササビの行動パターンは、大体決まっていて、日没後30分ぐらいで巣穴から出てきます。巣穴さえ分かれば高確率で見られるというわけです。とはいえ、毎晩巣穴を変えるので外れることも…。今日は当たりでした。写真を見ると、分かる人には場所が分かってしまいますね。校舎にアオゲラが空けた穴から出てきました。山の方からは別の個体の鳴き声も聞こえたので、この近くに何頭かいるようです。

せっかく顔を出したムササビの飛ぶところもしっかり観察したいなぁ…としばらく待っていたのですがこちらを警戒してなかなか巣穴から出てこない。怖がらせてごめんよ。ライトを消して、しばらく待っていると…今度は後ろの斜面からガサガサ音が聞こえてくる。振り返ってライトを向けると…おや、タヌキさんでした。

これはブログで紹介しなければ!と写真を夢中で撮っていたら、今度はムササビの穴の方からガリガリと壁を登る音。ささっとよじ登って、一瞬のうちに滑空していきました。あああ…!写真撮り損ねた!二兎を追うものは一兎をも得ず。でも、これで、このムササビに警戒されない距離感が少しわかりました。人間と同じで、一頭一頭に個性があるので、合わせてあげないと観察はうまくいきません。