グラウンドの小さな虫たちいろいろ

今日は夕方まで会議でブログの写真を撮りに行くのが遅くなってしまいました。夕方にグラウンドの周りをぐるっと回って撮影した小さな虫たちのお話。

こちらはジョウカイボンという名前の昆虫。聞きなれない名前だと思いますが、よく見かける一般的な昆虫です。形はカミキリムシに似ていますが、全く違うグループのです。カミキリムシは植物をかじって食べたりしますが、ジョウカイボンは他の虫を捕まえて食べる肉食性の昆虫です。

これも聞きなれない虫の名前だと思いますが、シリアゲムシといいます。正確にはヤマトシリアゲ。2枚の写真をご紹介していますが、尾(本当は尾ではなく腹の先なんですが)が長くサソリのような形をしている方がオスです。これも肉食性の昆虫で、オスは他の虫を捕まえた後にメスにプレゼントして、その間に交尾をするという珍しい習性を持っています。昆虫が、メスにプレゼントをする行動は、とっても珍しいことなんですよ。


こちらはヒメギスというキリギリスの幼虫。黒いのでコオロギと思われることが多いのですが、違います。キリギリスも、コオロギも、大きなくくりでは「バッタ」の仲間ですが、ちょっとずつ体の形や食べるものにも違いがあります。その話までしていると、とっても長くなるのでまたの機会に(笑)

最後はミカドフキバッタというバッタ。最初の写真、3匹のバッタが写っています…と思ったら左上の1匹の様子がおかしい…。拡大した写真を見ると、横に寝ています。これ、死んでいるわけではなくてバッタの抜け殻です。実は、このバッタたち、幼虫なんです。

幼虫というと、イモムシのような形を思い浮かべますが、セミやバッタ、トンボなどは「不完全変態」と言って成長過程に「さなぎ」の時期がない昆虫。このグループは、幼虫も成虫と同じような形をしていて、それが脱皮を繰り返して大きくなります。考えてみれば、セミって幼虫が木を登って、そのあとさなぎにならずに成虫が出てきますよね。夏休みの自由研究の定番です。

対して「完全変態」をするチョウやカブトムシ、ハチの仲間などは、さなぎの時期がある昆虫で、これは幼虫がイモムシ型をしています。

この話、小学校の理科でも習う内容ですが、覚えてますか???学校の教科書や資料集って、意外とガイドの仕事に役立ったりします(笑)


ライター:佐々木