木の実、草の実

昨日までの雨は上がって曇り時々晴れ。でもやっぱり気温はぐっと下がりましたね。少し色づき始めたカエデなんかも見られるようになってきました。今日はやまさぁーべの木や草の「実」の話。


オトコエシの実です。まだ未熟な実ですが、タネの周りに薄い膜が付いています。風に乗って飛ばされる工夫です。アップ写真だけなので全体像がつかめませんね。夏の様子は→コチラ


こちらはヤマユリの実。中にびっしりタネが並んでいますが、これもやはり薄い膜があって風に飛ばされやすくなっています。去年、その様子を紹介したのが→コチラ


これはタネではなく、ヤマノイモの“むかご”ですね。茎の一部が膨らんで芋のようになったものです。これも、土に落ちれば芽を出します。食べると粘りがあって美味しいです。


ヤブツルアズキの実。中にはたくさんのタネが並んでいて、実が熟して乾燥すると鞘がはじけてタネが飛びます。小豆の原種と言われている植物です。


お次はツルマメ。これは大豆の原種と言われています。野草は、食糧になったり、薬品になったりする可能性を秘めています。「雑草」なんて言葉でひとくくりにして除草剤をかけてしまうのは、ちょっと悲しい気がしますがいかがでしょう?


最後はオオバボダイジュの実です。高木ですが、枝にたくさん実がついているのが見えました。落ちているものを見つけて観察すると、見事なプロペラ型。これがまた、拾って高い所から落とすと、期待通り、クルクルと回るので子どもと結構遊べます♪