ふくしま30年プロジェクトの田んぼ 晩夏

先日穂が出始めたとブログでご紹介した田んぼ。今日も手入れに行ってきました。


穂が出始めてから約半月が経過しました。水の流入口の周りは、水温が低いので成長が遅れていて穂が出ていなかったのですが、その後、遅れを取り戻すように穂を出しはじめました。今は田んぼ全面で穂がついている状態。まだ籾の中は成長していないので穂が軽く、「頭(こうべ)を垂れる」状態にまでは至っていません。でも順調です。多分。



イネが順調に育つと、こいつも順調に育ちますね。ヒエです。最初のうちは目立たなかったのですが、いよいよ背が大きくなってイネを追い越すようになると、バリカンを失敗した坊主頭のように、田んぼの所々からピョンピョンと飛び出して見えます。これを1本ずつ手作業で抜き取ったり刈り取ったりします。でも、田植え直後の草取りに比べたら、労力としては屁みたいなもんです(笑)作業をしながら生きものを観察する余裕があります。


お花はゲンノショウコ。漢方薬にも使われる植物ですね。田んぼの畔に咲いていました。畔の脇の水路に目をやると、そこにはカワニナがたくさんいました。来年もホタルが見られますように。



モズの高鳴きにエンマコオロギの声。ふさふさと、こちらも穂を広げ始めたススキ。季節は進んでいます。稲刈りまであと1ヶ月。