先日のブログでご紹介したヤマガラの巣箱。本格的に巣箱を気に入ってくれたようなので、動画を撮影しました。
ヤマガラは、ツバメやカモの仲間のように海を越えて移動をする渡り鳥ではなく、基本的に1年中日本でくらしている鳥です。大きさはスズメと同じぐらい。頭の白いモヒカン模様と、オレンジ色の胸、灰色の背中。結構キレイな鳥です。近い種類のシジュウカラやヒガラ、コガラ、そして小型のキツツキであるコゲラなどと群れで行動することが多いです。少し雑木林などがあれば、簡単に見る事ができるバードウォッチングの入門種でもあります。
ニー二―二―と少し濁った声で鳴きます。動画の開始10秒ぐらいのところで声が聞こえます。もう一つ、綺麗な声でにぎやかに鳴いている鳥がいますが、これはヤマガラではなくてミソサザイ。
動画を確認してみると、どうやら巣箱に巣材(巣の材料)を入れている…のではなく出しているようです。実はこの巣箱、スタッフが試験的にかけたものです が、巣材としてスギの葉っぱを入れておいたのです。どうやらそれがお気に召さなかった様子(笑)長めの葉っぱを入れたはずなのですが、くわえているのは短 い葉っぱばかり。どうやら、中で細かくちぎって少しずつ運び出しているようです。中のお掃除…が済んだら、コケや樹皮を細く裂いたものなどを運び込んで、 卵を安定させ、温めるための座布団を作ります。もうしばらくすれば、そのような様子も観察することができる事でしょう。巣立ちまで継続的に観察していきた いと思います。