青空と明るい林

・山形大学の学生さんたちが山形県の村山総合支庁にインターンで来ているとのことで、やまさぁーべにも見学に来てくれました。やまさぁーべの活動紹介と共に、エコツーリズムについてのお話も少し。そして、飼育しているヘビも触ってもらいました(首に巻いた学生さんも)。全員女性でしたが、全員触れました。いつも感じる事ですが、最初はキャーキャー言ってても触れるのは男性よりも女性の方が多いです。やっぱり女性の方がこういうのは強い(笑)最後は、「かわいい~」なんて言ってくれる学生さんもいました。

・学生さんたちが帰った後は、自然観察のネタ探し。昨日、一昨日の少しまとまった雪も止み、今日は青空が広がりました。気持ちいのでまた少し山登り。今日はやまさぁーべの裏山に登りました。

・山の斜面に積もった雪は雪崩でも起こらない限り全く動いていないように見えますが、実は少しずつ下に向かって滑り落ちています。そこに木が生えている場合、雪は木の上側でとまります。反対に、木の下側では支えるものがないので雪は落ちていきます。結果、木の生えている部分には雪の穴ができて土が見えるようになります。地面が見えた場所からは、冬も緑色をした常緑の植物が顔を出していて、探してみるとちょっと楽しめます。みつけたのは、ヤブコウジュとヒメアオキ。どちらも鮮やかな赤い実をつける植物です。ヒメアオキは日本海側特有の植物。実はまだ熟していなくて緑色でした。


・ついでに見つけたのは森の住人の保存食。木の皮の隙間をめくってみたら、コナラのどんぐりがいっぱい詰まっていました。アカネズミか、ニホンリスか、それともカケスか。主が誰なのかまではちょっと分かりませんでしたが…。こうやって厳しい冬を越すのですね。せっかくの食糧庫を壊してしまって、ちょっと申し訳なかったので、どんぐりが落ちないように奥に詰め込んでおきました。