沖縄やんばるの生きもの調査隊

どんな生きものが見られるのか?


やんばるの生きもの

やんばるは「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる、
この場所でしか見られない生きものの宝庫です。

例えば、沖縄本島には、約10種類のカエルと7種類のヘビがすんでいますが、
その中に山形で見られる種類は一つもありません。
沖縄は長いあいだ海で隔てられてきたため、世界中でこの島にしかいない生きものが数多く進化してきました。

「天然記念物」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
沖縄本島では、両生爬虫類だけでも
オキナワイシカワガエル、ホルストガエル、ナミエガエル、イボイモリ、
クロイワトカゲモドキ、ヤンバルトカゲモドキ、リュウキュウヤマガメ――
7種類もの生きものが天然記念物に指定されています。

これらは保護対象であるため、動物園や水族館で展示されることはほとんどありません。
現地で、野生の姿に出会って初めて見ることができる生きものたちです。

これらは全て夜行性の生きもの。

沖縄在住の人でも滅多に出会うことはないのです。

それを間近で観察できることが、どれだけ貴重な体験か…伝わるといいのですか…ww

 

日中はトカゲ類と昆虫を中心に探します。

オキナワキノボリトカゲやアオカナヘビなど、緑色のトカゲがいるのは南国の雰囲気たっぷり。

チョウもいろいろな種類がいます。

日本一大きなチョウ、オオゴマダラや、落ち葉そっくりに擬態したコノハチョウなどに出会えるチャンスも。

バードウォッチングでは、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ホントウアカヒゲなどの天然記念物たちに出会えるかも。

 

双眼鏡を首からかけて歩きましょう。


ハブがいるんじゃないの?

はい、沖縄にはハブがいます。
正確には、沖縄本島には
ハブ・ヒメハブ・外来種のタイワンハブの3種のハブ類にガラスヒバァとハイを加えて5種類の毒蛇がいます。

この中で、ハブは大型で危険性の高いヘビですが、遭遇率は低く珍しい存在です。

 

一方、ヒメハブは沖縄本島で最もよく見られる小型のヘビで、体長は最大60cmほど。
ハブに比べると毒性は弱く、沖縄方言では「ニーブヤー(寝坊助の意)」と呼ばれるほどおとなしい種類です。
今回のツアーでも、高確率で出会います。

むしろ、積極的に探すつもりです。

 

タイワンハブは外来種で局所的にしか生息していません。

エリアにより高密度に生息していて危険ですが、今回のツアーではそのエリアに行きません。

ガラスヒバァは毒が弱く、咬傷例もほとんどありません。

 

ハイはコブラ科のヘビで毒は強いと考えられていますが、口が小さくて人間を咬むことは難しいため咬傷例はありません。

そもそもレアすぎて、見られたら超ラッキーという種類。


このように、ひとくちに毒蛇といっても、種類によって危険性や遭遇頻度は大きく異なります。

心配になるかもしれませんが、ご安心ください。
館長ささぱんの学生時代の研究対象が、このヒメハブでした。
これまで多くの個体を扱い、調査・研究を行ってきました。

毒蛇であっても、正しい知識と距離感があれば、安全に観察することができます。
もちろん、子どもたちが捕まえることはありません。
自然相手のためリスクをゼロにはできませんが、常に安全に配慮したガイドを行います。

山形発で、ここまで専門性のある沖縄ツアーを計画できるのは、やまさぁーべだけ。
自信をもってご案内します。


事前の勉強が大事

このツアーの目的は、
沖縄の自然を体感することで、
「自分が住んでいる場所の自然」を見つめなおすこと
にあります。

そのために大切なのが、事前の学びです。

事前に知っておいてほしいこと

① 自分が住んでいる地域(本州エリア)には、どんな生きものがいるのか
② 沖縄・やんばるには、どんな生きものがいるのか

この2つを、あらかじめ知っておくことが、このツアーの体験の質を大きく変えます。


正直に言うと、
この事前学習をしてきたかどうかで、

やんばるで生きものに出会ったときの感動は、まったく違うものになります。

「見たことも聞いたこともないけれど、
ガイドが“珍しい”と言っている生きもの」を見る体験と、

「図鑑やネットで調べて、憧れていた生きもの」に出会う体験では、
感じる喜びや感動の深さがまったく違うのは、自然なことです。


たとえば…

山形には、アオダイショウという大きなヘビと、シロマダラという小さなヘビがいます。
一方、やんばるにはアオダイショウやその仲間は生息していません。

その代わりに、シロマダラに近い系統をもつアカマタが大型化し、
生態的にアオダイショウに近い役割を果たす存在
になっています。

 

山形には、タヌキやキツネなどの肉食傾向の強い哺乳類がいます。
やんばるには、それらの動物がいません。

だからこそ、ヤンバルクイナは「飛ばなくても生きていける鳥」として進化することができました。

 


このように、
「同じ日本」だけれど「まったく違う自然」を比べて見ること。
それが、このツアーの大きなテーマです。

事前学習用の資料

そこで、予約をしていただいた皆さんには、
やまさぁーべから簡単な事前学習用の資料をお送りします。

その資料をきっかけに、

  • 図鑑を読んでみる

  • ネットで調べてみる

  • 家族で話してみる

そんな準備をしてから参加してもらえたら嬉しいです。