田舎の冬景色。小正月の伝統行事に触れる

やまさぁーべがある地域の神社、大里神社のオサイトウ祭の準備に参加してきました。
オサイトウは「御柴灯」「御斎灯」と書き、この地域では小正月に行われます。
別の地域で「どんと焼き」とか「左義長」とか呼ばれる、正月の門松やお札,しめ飾りを焼納する行事です。
本祭は夜ですが、昼過ぎからその準備作業とはじまりの儀式(のようなもの)が行われました。

大里神社から見るやまさぁーべ
大里神社


辺りを除雪した後、積み上げられていた割った杉丸太の山をやぐら状に積みなおします。
やぐらの隣で藁を立てた山にも火をつけ、お神酒を振舞った後、餅を焼きました(いつもは、餅を焼くのは夜のようです)。

雪を取り除く
やぐらを組んでいく


それぞれの作業に歴史や意味が含まれているのだと思いますが、私はまだ何も知りません。
地域の人と話をするうちに、だんだんと解明されていくのかもしれません。

ここ数年で最も高くなったやぐら
餅を焼く。みんなの楽しみ


地域の方が仰っていた、人が少なくなって行事を続けていくことも容易ではない時代になってしまった…というお話が特に印象的でした。
多くの田舎でおなじように言われている難しい課題ですね。
私が住んでいる町内の別の地域では旧正月に行われるので、開催は来月です。たいして離れていない地域なのに、意外と違うものなんですね。

藁を立てて積む
火をつけてお神酒を振舞った後、餅を焼く


ライター:島貫