三寒四温

三寒四温とはよく言ったものです。本当に3日寒くて4日暖かいような変わりやすい天候が続いています。今日は午前中が「寒」で午後が「温」な一日。「温」な時間帯にちょっと裏山を歩いてみました。



一番の目的はこれでした。カタクリを探すこと。毎年、春の楽しみの一つです。平らな地面よりも、南向きの斜面の方が温まりやすくて早く咲きます。いつものところを探してみると…やった!一輪だけ発見!今年のマイ初物です♪


お花の後にご紹介するとギャップが大きいですが…カモシカのためフンも発見。もしかしたら雪が融けて出てきたのかもしれませんが、他に古いフンがいっぱいある脇で、これはかなり新鮮な感じがしました。ためフンはタヌキが有名ですが、カモシカにも見られる行動です。


面白かったのは、そのためフン場に生えていたヒメアオキの木。葉っぱが下の方にしかありません。どうやら、上の方はカモシカが食べてしまったようです。食痕は他にもいくつか見られました。トイレに来たついでに、モグモグ…行儀が悪いなぁ(笑)

驚いたのは食べていたのがヒメアオキだったこと。この植物は山形の内陸部では数少ない常緑樹広葉樹の一つですが、毒はないもののあまり美味しくないのか、食べ跡がついている木は夏場にはほとんど見かけません。まだ緑の少ないこの時期には貴重な食料の一つなのかもしれません。

ライター:佐々木