新しいカメラ

これまで使っていたカメラが壊れてしまったので、新しいものを導入しました。


購入したのはオリンパスのTG-6というコンパクトデジカメ。壊れてしまったカメラがTG-4なので2回モデルチェンジした後継機になります。防水性や耐衝撃性に優れた、アウトドア向けのカメラとして有名なシリーズです。※写真はオプションのリングLEDを装着した状態です。


このカメラの特徴は、その堅牢性だけではなく、特に昆虫や植物など小さな生き物を撮影するのに向いている点です。海野和夫さんなどプロの昆虫写真家の中にも愛用している人がいるようです。被写体になる昆虫は、今日は探しに行く余裕がなかったので事務室の椅子を撮影してみました。木材の年輪の間の繊維まで見えます。1cmまで接写してさらにズームできる上、オプションのリングLEDをつけると、そんな近接撮影でも明るく撮ることができます。



玄関に置いているフユノハナワラビを撮影してみました。上の方の茶色いモジャモジャ部分を撮影していますが、ここは胞子が入っている袋の集まりです。接写してみると、袋の一つ一つがパカっと割れてすでに中身の胞子がなくなっていることが分かります。かなり倍率の高い虫眼鏡で見たような感じですね。



さらに面白いのがプロキャプチャーモードという機能です。最近のデジカメではよく見られる機能ですが、私は初体験。簡単に言うと、1秒過去の写真が撮影できる機能です。例えばこの写真のように、水滴が落ちる瞬間の撮影。屋根から水滴が落ちて水面に当たる瞬間にシャッターを押すわけですが、宮本武蔵並みの反射神経でなければ追いつきません(笑)でも、この機能を使うと、ボタンを押した瞬間の過去1秒間の写真も5枚連写してくれる(おそらく、ピント合わせのためにシャッターを半押しをすると、短期的にメモリの中に画像を記録し続けているのでしょう)ので、こういう写真が簡単に撮れます。やまさぁーべの場合、バッタのジャンプや、チョウが飛び立つ瞬間など、そういうものを撮影してお客様に紹介できるかなぁと思っています。ちょっと残念なのはシャッタースピードのマニュアル調整ができないので、かなり明るい条件でないとこの機能があまり効果を発揮しないところですね。

やまさぁーべでは自然のガイドをするために色んな道具を使います。その紹介も面白いネタの一つかな~と思っています♪

ライター:佐々木