来年の米作りの計画を立てるため、スタッフで田んぼ周りの状況確認に行きました。
今年もやまさぁーべの田んぼは冬季湛水をしています。つまり冬水田んぼですね。農業的な意味合いとしてはイトミミズを増やして田んぼのトロトロ層(表面の薄い泥の層)を厚くし、抑草効果を期待します。それ以上に、早春にやってくる生き物、特にヤマアカガエルの繁殖地を準備する目的も大きいです。カエルが増えると、それを食べるヘビも増え、それを食べるタカが増え…お客様に楽しんでいただき…というのが理想ですね。
さらに、耕作放棄地が多くなってしまっているこのエリアで、もっと生き物を増やすために、かつて使われていた水路を復活させようと計画中。地元のおじさんに昔の水路跡の位置を聞いてその場所を回ってみます。藪になって水路なんか完全に埋まっている場所も多く、また、長い水路を維持するためには水量を確保しなければいけないので写真のような堰堤の取水口を工夫しなければ…とか、いろいろな課題も見えてきました。でも頑張って、ホタルが乱舞する様子を想像したらヤル気がみなぎってきました!
本当は、仕事の効率化のため、どの作業を減らすか、という下見が目的でもあったのですが…結局仕事が増える方向に(私一人で)盛り上がってしまいました(笑)
ライター:佐々木