山の花

昨日のお話ですが、お客様をご案内するために山を下見しに行ってきました。その時に見られたお花をいくつかご紹介。


そろそろ花の時期もおしまいのカタクリ。ほとんどの花がしおれかけていましたが、まだピンと咲いてくれているものもありました。この後、実をつけてタネをまき、葉はすべて枯れてなくなります。はかないですね。さすがスプリングエフェメラルの代表格。でも土の中の球根はそのまま来年の春まで眠りについて、また美しい姿を見せてくれます。


こちらは今が花盛りのスミレ。距(きょ)と呼ばれる蜜袋が長いことが特徴のナガハシスミレです。日本海側特有の植物で、私が山形に移住してきたときに「あー山形に来たんだな~」と実感させてくれた生き物のひとつです。


緑色のヤングコーンのような地味感じですが、こちらも立派な花。オニグルミの雄花です。その上に出ているのは葉っぱの赤ちゃんですが、もうしばらくすると、その間から上に伸びるように赤い雌花がつきます。この木は毎年たくさんの実をつけてくれる、ネズミやリスたちのレストランです。今年もいっぱい実がつくかな?

ライター:佐々木