福島の保養キャンプ

NPO法人シャローム主催の保養キャンプ「ひまわり大使山形ツアー」が開かれました♪シャロームさんの保養キャンプは今年4回目です!!
前回、田植えをしてくれた子どもたちが来てくれて、明日稲刈りをします。


外はあいにくの雨。その為、体育館でボール遊びや縄跳びなど目一杯楽しみました。自由時間という事もあり、夕食のカレーをお手伝いをしてくれた子も♪夕食はスタッフも呼んでもらって、みんなで一緒においしくいただきました♪



夕食後は、子ども達が福島の現状や自分の体験・経験を、作文にして読み聞かせてくれました。折角の機会ですので、やまさぁーべスタッフの家族や地域の方にもお声かけをして、お話しを聞かせてもらうことに。

避難所生活で家族がバラバラになったお話や、家を買って1度も住むことなく県外に避難してまた戻ってきたというお話など、聞いていると感極まってしまう場面が多々ありました。

福島の子どもたちは何度もやまさぁーべに来てくれていましたが、子どもたちの体験談や今感じている生の声を、直接聞いたことがなかったので、純粋な子どもの気持ちを聞けて本当に良かったですし、本当に考えさせられました。3・11は7年前という事もあり震災当時の事を覚えていない子も多かったようですが、風化させないように震災~現在までの経緯を、各家庭で普段から振り返っているのが伝わってきました。



最後に、私が一番印象に残ったお話を、覚えている限り書かせてください。(原文でなくてすみません)
『今僕が住んでいる場所は、川や畑がたくさんあり、小鳥がやってくる森やホタルがいる場所もあるそんな自然豊かな所です。でも、自然との距離が近い所に住んでいるのに、僕は一度もそういった場所に行ったことがありません。なぜなら僕が赤ちゃんの時に大きな地震があり、放射能がたくさん降りそそいだからです。放射能は目に見えないし匂いもないので、どのくらい危ないのか僕にはわかりません。でも僕が病気にならないように両親が食べるものに気を付けてくれたり、放射能がない所に連れて行ってくれました。初めて外の公園で遊んだのは山形県、初めて海に入ったのは鹿児島県、初めて釣りをしたのは三重県、初めて田植えをしたのは山形県…本来なら地元の福島でできたことなのに遠くに行ってやっています。でも行く先々で、色々な人から応援してもらっているのを感じました。今僕が元気に過ごせているのはそういった方々のおかげです。』

といったようなお話だったと思います。私は涙が止まりませんでした。

やまさぁーべとして、またネイチャーガイドとして保養キャンプに少しでも関わらせてもらえていることが本当にうれしく思います。これからも公私ともに、様々な形で関わらせて頂けたらと思っています。

みんなと共に頑張ろう!!福島!!

ライター:村中