山の中で出会った花とかカエルとか

明日は雪きらり」に「ひだ

週末にお客様をご案内する下見で山へ。生き物たちの顔ぶれはすっかり初夏になっていました。


写真のような細い沢や、崖の水が染み出してくる割れ目の所からグググ…と低い声が聞こえてきます。タゴガエルという山地性のカエルです。カエル=田んぼとは大きくイメージが違いますね。

鳴き声と言えば、野鳥も初夏の種類がいろいろ聞こえました。いつものアオゲラやウグイス、カラ類などに加えてキビタキ、ホトトギス、ツツドリなど。キョロロロロロ…と特徴的な鳴き声のアカショウビンはバードウォッチャーに人気の野鳥。でも姿はなかなか見られないんですよね~



足元に咲いていた白いお花。小さい方がギンラン、大きい方がササバギンランという植物です。心無い人に盗掘される場合もあって、数が少なくなっている種類ですが、最近は外来種のハエが実を食べてしまう事も問題になっているそうで、その被害状況調査の協力もしています。



おまけ。下見から帰ってきたらやまさぁーべの昇降口にちょっと珍しい虫が落っこちていました。多分、昨日か一昨日の夜、灯りに寄ってきてしまったのだと思われます。10円玉サイズの小さな甲虫ですが、実はカブトムシです。

正確にはコカブトムシと言います。普通のカブトムシと違って小さく、角も短いです(この個体はメス)。普通のカブトムシの成虫は樹液を食料にしていますが、コカブトムシは肉食でミミズや他の昆虫の死骸などを食べます。何とも変わった虫です。


ライター:佐々木