雨の日のカエルたち

今日は朝からずーっと雨。結構な本降りです。川に行くと、濁流が…。こんな日は田んぼの水路もあふれたりするので、心配になって夜になって見に行きました。こんな時に事故が起こるんですよね。気をつけなきゃ。

雨が降った夜はカエルたちが元気に活動しています。


まずは定番のニホンアマガエル。鳴いているのはオスで、これから卵を産んでくれるメスを呼んでいるわけですが、すでに上陸した尻尾つきの子ガエルもいました。

鳴いているアマガエル、あごの部分が大きく膨らんでいますね。わかりにくいですが、お腹も膨らんでいます。このあごの袋は鳴膿といいますが、カエルは鳴嚢とお腹(肺)の間で空気を行ったり来たりさせて声を出します。人間で言えば、息を口と鼻をつまんだ状態で、ほっぺを膨らませたりしぼめたりして声を出している感じでしょうか。ずいぶんと器用なことをするもんです(笑)



こちらはモリアオガエル。これも結構鳴いていました。水の中ではなく、木の枝や田んぼの畔などに泡巣を作って卵を産みつけます。個人的には一番大好きなカエルです。



最後はツチガエル。このカエルは、この辺りでは最後に繁殖期を迎えるカエルなので、これが鳴き始めるとそろそろカエルのシーズンも終盤だなぁという感じがします。

一般に、カエルは繁殖期にだけ水辺にやってきてそれ以外の時期は山の中や原っぱなど、水辺を離れた場所で生活します。一方、ツチガエルはあまり水辺を離れない種類。田んぼを始めた去年はこのカエルの数が少なかったのですが、今年はたくさんいます。安定した水辺がないと生きていけない生きものたちの住処が増えつつあることの表れです。うれしいことです。この調子でホタルも増えてほしいな♪

ライター:佐々木