大頭森山への道

大頭森山(だいずもりやま)は標高1000m弱の山。山頂の展望台まで登ると丁度1000mになります。明後日からのお客様をご案内する下見で登ってきました。


この道路は積雪のため冬季閉鎖になっています。夏なら駐車場から山頂までの登山道は往復1.5km程の山ですが、この時期はずーっと下から歩かなければいけないので往復10kmを越えます。5月も半ばですが、まだ道路にこんなに雪が。


道路わきのトチノキ。樹齢何百年あるのでしょうか。立派な木です。写真に見えている緑色の葉は、ほとんどが着生しているつる植物の葉ですが、トチノキ自身の葉も少し出始めていました。


ちょっとビックリだったのは、道路の真ん中にこんなものが転がっていたこと。枯れて寝返った大木の根元部分です。土が付いた根の部分だけでも大人の肩ぐらいの高さがあります。軽自動車1台分ぐらいの重さはありそうです。雪の重みで斜面から落ちてきたのでしょう。でも、もう一つ驚いたのは、これだけのものが落ちてきたにもかかわらず、転がったであろうルートの細い木や地面に全く傷がなかったこと。想像ですが、これが落ちた時には斜面に雪がいっぱい積もっていて、小さな植物たちを守ってくれたのではないかと思います。雪は植物にとって困りものでもあるし、守ってくれるものでもあるわけですね。



山頂からの景色。残念ながら雲に隠れてしまった朝日連峰。でもやっぱきれいだ♪ 当日は晴れるといいな。

ライター:佐々木