テントウムシ

昨日の青空から一転、今日はどんより曇り空。暖かった昨日の方が、活動している生きものが多かったので、その時に撮った写真をご紹介。誰もが知っているテントウムシの話です。


テントウムシは成虫で冬を越します。建物の隙間などに集まって集団で越冬することが多いです。やまさぁーべのある七軒地区では、毎年この時期にものすごい数のテントウムシが建物に飛んできてます。あまりに数が多くて迷惑だったりもするのですが、観察するにはいいタイミングです。


これから紹介するテントウムシは、それぞれ模様が全く違います。でも、実は全て同じ種類の「ナミテントウ」というテントウムシです。まずは二紋型。黒地に赤く大きな斑点が2つ。


次は四紋型。黒地に赤く大きな斑点が4つ。


次が斑型です。黒地に赤~黄色の斑点がたくさんあります。


最後は紅型。班型の逆で、赤~黄色地に黒い斑点があります。斑点はもっと小さいものや、完全に消失するものもあります。

細かくは色の濃さは斑点の形や大きさが違ったりしますが、基本はこの4種類のパターンで分けられます。これは両親からの遺伝によって決まります。一番多いのが最初の二紋型で、一番少ないのが最後の紅型です。人間の血液型で言えば、二紋型がA型で、紅型がAB型といったところですね。