田んぼの草取り

先日、田植えを済ませた「ふくしま30年プロジェクトの田んぼ」にいよいよ草が生えてきました。除草作業の始まりです。


この田んぼは、できるだけ自然にやさしくホタルが帰ってくるように…というコンセプトでやっているので減農薬です。除草剤は使っていません。そりゃ、当然ながら草が生えます。慣行農法では1回目の除草剤を撒く時期ですが、除草剤を使わないからには草取り作業が必要です。草が大きく伸びてからでは作業が大変なので、このぐらい芽が出たての所でやっつけます。右の写真、イネの周りに小さな草がたくさん生えてきているのが分かりますか(クリックすると拡大します)?



田んぼの師匠からは、手で田んぼの泥を引っ掻き回して浮かせるように言われていました。それも大変だなぁ、とネットで調べていたら、刈り払い機につける水草カッターなるものを発見。使ってみました。



写真の左側、水が濁っている場所が作業をした場所です。泥を引っ掻き回して草を浮かせるわけですね。でも、この操作がなかなか難しい。水や泥の抵抗が大きくて、地上でやるのとはわけが違います。気を抜くとイネを抜いてしまいます。手でやるのとどっちが早いかな…。でも腰を曲げなくて済む分、作業は楽ですね。今日は試しに2時間程度の作業しかしませんでしたが、慣れが必要です。もっと効率よく除草する大きな機械もあるようですが、イネの間隔がキレイにそろっていないと使えません。でも、この田んぼの苗は子どもたちが植えてくれたので自由奔放に植わっています(笑)写真だとそこそこ真っ直ぐに見えますが、ここは一番きれいな場所です。他の場所は…とってもFreedomな感じです(笑)

何度も田んぼに入って作業をしていると、段々泥が押されて苗が移動し、真っ直ぐになってくるそうなので、そのうち使えるようになるのかな。


生きものもいますね。左上はサナエトンボの仲間。流水性のトンボの仲間なので、隣に流れる月布川から飛んできたようです。右上は気持ちよさそうに波紋を広げるアマガエルのオタマジャクシ。背中の黒い点が特徴です。下はミズカマキリ。オタマジャクシを狙ってやってきました。


今日だけでは、全然作業が終わらなかったので、明日も頑張ることになりそうです!