山菜

今週、団体さんが山菜摘みの体験プログラムのために来館するので、その下見を行いました。

山形県は山菜文化の発達した地域で、実にいろいろな種類の山菜を食べます。特にワラビ(375.9t ※平成26年度)とたらのめ(40.4t ※平成26年度)は出荷量も日本一。これらはほとんど栽培した山菜でしょうから、地元の方々が山で採って自分たちで食べている分まで含めれば、収穫している量は相当なものになることでしょう。本格的な山菜シーズンはまだ少し先ですが、今出ている山菜を少しご紹介。

左下はふきのとう。山菜で一番早く採れるものです。開く前のこのぐらいが一番の収穫時ですね。今年は雪が少なくて出始めが早かったので、逆にこの時期は大きくなりすぎて食用に適したものは大分少なくなってきました。右下はヨモギです。天ぷらにしてもよし、混ぜご飯にもよし、団子もいいですね。


左下はオオウバユリ。普通はユリ根として地下茎を食べますが、葉も食べられます。右下はヤブカンゾウの新芽。この辺りではあまり食べない山菜ですが、甘みが強くアクがほとんどないのでおひたしや炒め物、天ぷらなど野菜のように使える万能選手。


左下はタンポポの葉っぱです。根はタンポポコーヒーなどとして商品化もされていますが、葉も食べられます。右下はカキドオシ。シソ科で香りが強く、肉料理などのアクセントにいいです。和製タイムなんて呼ばれることもあるハーブです。


ヤブカンゾウを摘んだその場で味見。甘いネギみたいな感じです。でもネギのような辛さはなし。こんなにおいしいのに、こんなに山菜文化の進んだ山形で、なぜ食べる人が少ないんだろう?きっと、他にもおいしい山菜がいっぱいあるからでしょうね♪