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田んぼの準備

今年は福島からやってくる団体さんの農業体験プログラムのため、やまさぁーべとしては初めて田んぼづくりを予定しています!いよいよその作業が始まりました。今日は、地元の農家さんにお願いしている苗作りのお話。

農協から種籾や苗を購入することも多いようですが、今回の苗作りをお願いしている農家さんでは、自家製の種籾を使って苗作りをされています。やまさぁーべで今年育てる予定の品種は「ヒメノモチ」というもち米です。うるち米と呼ばれる普通のご飯として食べるお米と少しでも混ざってしまうと餅の食味が落ちるので、管理が大変で農協でも最近はあまり扱わないのだとか。とても綺麗な種籾でした。

まず最初の作業は、種籾の選別。濃い食塩水の中に種籾を入れます。なぜ食塩水なのか。ちょっと話がそれますが、殻つきの生卵を真水の中に入れると沈むけど、濃い食塩水に入れると水の比重が重くなって、卵が浮いてくる。そんな実験をテレビか何かで見たことがあるでしょうか?これと同じで、種籾も普通の水に入れると全部沈んでしまうけれど、食塩水を使うと質の悪い種籾(=軽い種籾)は浮いてくるので、それをザルですくえば選別ができるという仕掛け(写真左)。なるほど。実際、塩分濃度を確認するのに生卵を使っていました。選別してみると、元の種籾の量の半分ぐらいになってしまいます。でもこれで、馬鹿苗病やいもち病といった病気の危険性が下がるのだとか。いいタネを使うから、いい作物を作れるということですね。写真右は、選別した“いい種籾”を真水で洗って塩水を流しているところ。


このあと、病気を防ぐために最低限の殺菌剤で消毒をしたり、品種ごとに網に入れて20日ほど水に漬けたりします。水は数日おきに交換しないと種籾が腐ってしまうのだとか。大変だな~。黄色い網に入った方が、やまさぁーべで使うヒメノモチの種籾です。苗箱に土を入れて本格的な苗作りをするのは4月の中旬ぐらい。楽しみだ♪

そういえば、昨日のブログでミチタネツケバナを紹介しました。タネツケバナの名前の由来は、タネ(種籾)を水に漬ける頃に咲く花という意味です。ほほう。ぴったりだ。