アカショウビン用巣箱の設置

先日、イベントで「巣箱とバードケーキづくり」を開催しましたが、その時にはヤマガラやシジュウカラといった小鳥を対象とした巣箱を作って参加者に設置してもらいました。今日は、別の野鳥を狙った大きめの巣箱を設置したお話。

今回の巣箱の狙いはアカショウビンという野鳥です。体長30cm弱の赤~えんじ色をした鳥で、夏に日本に渡ってくる渡り鳥です。シジュウカラ(体長約15㎝)の倍ぐらいある大きめの鳥です。水辺の宝石と呼ばれるカワセミの仲間で、くちばしが非常に太くて長い形をしています。なかなか見る事が難しい鳥と言われ、バードウォッチャーには憧れの野鳥ですが、やまさぁーべの周りでは夏に何羽もの鳴き声が聞こえます。これを継続的に観察できるといいな~と考えているわけです。残念ながら写真はまだ撮影できていないので、Wikipediaのリンクを貼っておきます。

物の本によると、巣箱かけにはいろいろコツがあって、林縁部(林のへり)でなければいけないとか、巣箱の位置より下に枝があってはいけないとか、さらには巣箱の入り口付近に葉っぱが付いた枝がかぶってはいけないとか…条件のいい場所を選ぶのは結構難儀です。さらに、アカショウビンは非常に警戒心が強い鳥のため、最低5m以上の高い場所に巣箱を設置しないと利用してくれないとのこと。結局、やまさぁーべ周辺のスギ林に2か所かけましたが、昨年はここからよく声が聞こえたし目撃例もあります。期待が膨らみます♪ 危険が伴う作業につき、地元の林業家に協力を依頼して2か所に設置してもらいました。あと1~2カ月もすればキョロロロロ…という独特の声が聞こえてくる時期です。ちょっと心配なのは、近くにたくさんムササビの痕跡があること。もしかしたらアカショウビンじゃなくてムササビが入るかも…でもそれはそれで楽しみ!