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雪の隙間の生きもの

・昨日までの季節はずれな暖かい陽気も収まり、冬らしい天気に戻りました。積もった雪は雨で一度融けてザラメ状にスカスカになっていて、かんじきで歩いても足がぬかってしまうような状態。ちょっと山に生きものを探しに行ってみました。

・まず見つけたのは、雪が融けた場所から顔を出したふきのとうとタチツボスミレ。ふきのとうは、フキという植物のつぼみです。春、雪がなくなった場所から順番に出て花を咲かせます。今日見つけた株も、もう花が咲きかけていました。そしてタチツボスミレ。春に紫色の花をつける植物です。スミレの仲間は非常に種類が多く、それだけで図鑑ができてしまうほど。多くのスミレは冬の間、地上部(葉や茎)が枯れてなくなり根っこだけの状態で冬を越しますが、タチツボスミレの場合は地上部も残して雪の下で耐えます。ふきのとうも、スミレも、せっかく太陽を見る事が出来たのですが、今日明日の雪で、また埋まってしまうでしょう。もうしばらくおやすみなさい。


・立ち枯れた木の下に、毛のようなものを発見。よく見ると一本一本の毛の先に丸い球がついています。じつはこれ、変形菌(粘菌)と呼ばれる生きもの。カビやキノコでも、植物でも動物でもなく、独立したグループの生きもの。「変形」という名前の通り、体の形が変形して動くんです。暖かい時期には、アメーバ状になって朽木の表面などをゆっくり動き回り、バクテリアを捕まえて食べます。その後、成長すると写真のようなキノコ型に変形し、球の部分から胞子を飛ばして子孫を残します。今日見つけた変形菌はおそらく、クモスホコリという種類。休眠体という形に変形して冬越しをしているのでしょう。生きものってホントにいろいろ。面白い。