フランクフルトのような植物

まるでフランクフルト?アメリカンドック?のような形をしているのはガマという植物。よく池や沼などの水辺に生えています。ガマは穂の中に大量の種が入っている事で有名ですね。種の数はおよそ35万個とも言われており、穂を握ると中からどんどんと綿毛が飛び出します。


わたしは子どもの頃からガマの穂を握るのが好きで、よく親にガマの穂が出ている所に連れて行ってもらっていました。今でも見かけたら握ってしまいます(笑)



ガマと言えば、日本昔話の「因幡の白兎」の中で、嘘をついたウサギが皮を剥がされてしまい、ガマの穂を身に纏ってみると、元通りに治ったというお話でも有名です。ガマと言うとどうしても綿毛を想像してしまいますが、ここでいうガマの穂とは綿毛の事ではなく、花粉だそうです。ガマの花粉は蒲黄と呼ばれ、昔から傷薬に使われていたそうです。

ライター:村中