リンゴ畑

今日はお客様をアテンドして左沢のリンゴ畑へ。


色々な種類のリンゴが植えられていますが、今の時期、収穫適期を迎えているのは秋陽(しゅうよう)という山形生まれの品種だそうです。味見をさせていただくと、甘酸っぱくて、パリッとした歯ごたえがあって、最高においしいリンゴでした。


素人目にはたくさんのリンゴがぶら下がっていて、大収穫のように見えましたが、話を聞いてみると、今年はなかなか厳しい状況とのこと。実は、今年の初夏にかなり強めの雹(ひょう)が降ったことがあり、地元の新聞でも騒がれたのですが、若い実にこれが当たって多くの実が傷物になってしまったとのこと。確かにシミのような跡がポツポツと残っています。これだと贈答用などとしては使えず、商品価値が下がってしまうとのことでした。味はまーったく問題ないのですけどね…。

大切な食料。見た目でなく、中身で選びたいものだと考えさせられます。


話はそれますが、足元に落ちていた古いリンゴにはオオスズメバチが食事に来ていました。大きな新女王蜂です。これから冬越しをして、来年の春にどこかで巣をつくります。

このスズメバチたちが食べるのは、落ちたり、枝先で腐ってしまった実ばかりでキレイな実にはあまり手を出しません。むしろ、リンゴの木につくイモムシを幼虫の食料として持ち帰ります。危険な生き物ですが、付き合い方を間違えなければ「益虫」の側面も持っています。他にも、傷んだリンゴの上には、それに寄ってくる虫を狙ってアマガエルが何匹もとまっていました。生き物いっぱいのリンゴ畑って素敵だな、と思いました♪

ライター:佐々木