こちらはキリという樹木。葉っぱはすべて落ちてしまいましたが、枝先には今年の果実と来年咲く花芽がついていました。茶色のクルミ殻のようなものが果実で、クリーム色のような丸い形のものが花芽。

キリは軽くて燃えにくく、また湿気を通さないので高級箪笥としてもよく使われます。また、キリは成長するのが早く、15~20年で成木となることから、昔は女の子が生まれるとキリの木を植えて、お嫁入りする際に箪笥や長持に仕立て、嫁入り道具として持たせるということがあったそうですね。


果実を割ってみると種が全く入っていないように見えますが、じつは内部の壁面にたくさんのこびりついています。種にはフリルのような翼があり、強い風が吹いた時に少しづつはがされて飛んでいく仕組みとなっています。


ライター:村中