ゆりかごを作る虫

毎年、この季節になると探しに行く好きな昆虫がいます。グラウンドの隅っこ、こんな感じのヤナギの木が生えた場所にいる小さな昆虫です。

木を丁寧に見ていくと、所々に葉っぱを丸めた俵のようなものがぶら下がっています。大きさにすれば1cmぐらいでしょうか。

これを作った生きものはオトシブミ。色んな種類がいますが、これはセアカヒメオトシブミという種類のようです。体長はわずか5mmほど。

不自然にぶら下がった葉っぱにオトシブミがくっついています。葉っぱの付け根を見ると、真ん中の葉脈を残して葉の両側が切られています。そのせいで、こんな感じにぶらさがっていたのですね。で、とまっている虫は何をしているかというと、この状態で葉っぱが萎れて柔らかくなるのを待っているのです。


別の葉っぱにもいました。こちらは葉っぱが十分に萎れたので、下の方に降りて葉っぱを丸め始めていました。途中経過を写真に収めたかったのですが、用事が入って場所を離れてしまいました…。2時間ぐらいして戻ると綺麗な俵になっていました。中には卵が産みつけられていて、幼虫はこの揺籠(ようらん)を食べ、そのまま蛹→成虫と成長していきます。

ライター:佐々木