フィールドサイン

体験プログラムの下見で月布川を歩きました。今年リバートレッキングで歩いたやまさぁーべ前の川沿いではなく、もう少し上流に行ったところ。

上流に行ったのに変な感じですが、玉石河原の勾配の少ない緩やかな流れになっています。大きな堰堤に土砂が堆積しているために本来の切り立った渓谷が埋まってできた風景です。原生的な環境ではなく、人間が作り出した半自然と言える環境です。でもトレッキングをするには歩きやすくていいですね。

緩やかな環境なので、泥や目の細かい砂がたまる場所も出来ます。そうすると、動物が残した足跡などの痕跡=フィールドサインがよく目につくようになります。

まず見つけたのは…大きさからするとイタチの足跡。と思ったら指跡が4つしかない。イタチの足跡の特徴は指が5個あることです。よくよく周りの足跡も見てみると、5本指のものもありました。踏み込みの加減が違うと図鑑とは違う足跡になることもしばしばです。


こちらはイタチの足跡(写真左下)よりかなり小さな足跡(写真中央)。ネズミの足跡です。イタチは肉食性の動物。ネズミの匂いを追っていたのかも…なんて想像するのが楽しい♪

こちらは水の底に残っていた鳥の足跡。大きさからすると、アオサギでしょうか。魚を探していたのかもしれません。そして、蹄の跡がくっきり残った足跡はカモシカです。蹄が付くのは、本州にいる獣ではカモシカ、ニホンジカ、イノシシですが、この辺りにはカモシカしか分布していないのでそれと分かります。とはいえ、最近は大江町の標高の低い場所ではイノシシも記録されるようになってきているので、言いきれないところもあります。足跡が川を渡っているところとかもあって、「あ~ここでカモシカが水に入ってたんだな~」と、またまた想像を膨らまして一人でニヤニヤしてしまします(笑)


最後は足跡ではなく、砂が盛り上がってついた線…。モグラが地下を移動した後ですね。こんな砂地にトンネル掘ってもすぐに落盤しまうだろうに。懲りずに土木作業を続けるのでしょう。

フィールドサインの観察って、状況から判断して、自分で想像してストーリーを組み立てて、なんか推理小説っぽいですよね。一番見たかったクマさんの足跡は、残念ながら今日は見つけられませんでした。