ライトトラップ その②

前回のブログ記事で、ライトトラップの話題を書きました。ブログの最後に「うまくすれば、ミヤマクワガタとか、オオクワガタとか、飛んでくるかも…」なんてことを書いたのですが、実はその日のブログを書いた後にトラップを片付けに行ったら…オオクワガタが来ていたんです。ビックリ。

これは面白い。きっとお客さんにも楽しんでもらえるなぁと思い、少し本気になりました(笑)今日は場所を変えてもう1回。

今日のトラップ。ライトの数を前回より増やしてみました。白い布についているたくさんの黒いものが、昆虫です。多くはガの仲間です。

今日は夕立が降るほど気温が高かったので、期待できそうだと思っていたのですが、やはりやはり。クワガタが結構飛んできました。写真はアカアシクワガタとミヤマクワガタです。ミヤマクワガタはオオクワガタほどではないにしろ、昆虫少年あこがれの昆虫ですね。ミヤマは漢字で「深山」と書きます。山のクワガタ、という意味ですね。ちなみにアカアシクワガタも山地性の種類です。


ライトトラップをやっていると、本当にいろんな昆虫がやってきます。多くはガで、非常に種類が多いので目立つものだけピックアップして観察します。写真はキシタバ(おそらくハイモンキシタバ)とベニシタバ(おそらくオニベニシタバ)というガ。翅を閉じるとそっくりなガですが、開くと後ろばねの色が違います。何か、こうやって並べるとコンビみたいですね。


見つけると少しうれしいのが、この昆虫。カマキリモドキといいます。前足が鎌になっていて、これで昆虫を捕らえて食べる肉食性の昆虫ですが、実はカマキリとは全く違う、アミメカゲロウ目というカマキリとは全く別のグループに属する昆虫です。進化の過程で、結果的に形が似てしまったという、面白い事例です。


結局、クワガタだけで11匹、カブトムシ1匹を取りました。

おまけはコウモリの声。トラップに集まるガを狙ってやってきました。コウモリは、エコーロケーションといって、超音波を出しながら飛びます。これが障害物や獲物に反射する音を聞きながら飛んでいるので、暗闇でも狩りができるわけです。人間には聞こえない(または非常に聞こえにくい)声ですが、機械を使って聞こえるようにすることができます。まるで機関銃のような音です。周波数からすると、ヤマコウモリかヒナコウモリという種類ではないかと思います。画像をクリックすると動画が見られます。

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コメント: 4
  • #1

    やまざき (木曜日, 12 10月 2017 11:19)

    写真に写っているオオクワガタはオオクワガタではなく、ハイブリッド(オオクワ♀×コクワ♂)です。

  • #2

    やまおやじ (金曜日, 26 1月 2018 05:32)

    突然のコメント失礼します。
    オオクワガタと写真に紹介されていますが、それは俗にいう「オオコクワ」です。
    やまざき様が指摘している通り雑種です。ある意味オオクワガタよりも貴重ですが、人気はありません。可哀想ではありますが標本として記録しておく方が良いと思います。

  • #3

    館長佐々木 (金曜日, 26 1月 2018 18:23)

    コメントありがとうございます。そうですか。ハイブリッドですか!それは分かりませんでした。勉強不足で申し訳ありません。この個体はそのまま2年弱ほど飼育していましたが、昨年お亡くなりになったので標本にして保存しています。
    よかったら、ハイブリッドであると思われた理由を教えて頂けませんか?改めて標本を眺めてみて、大あごの形など、中間的、といえばそう見えなくもないですが決定的なところがよくわかりません。大きさは55~56mmぐらいで、オオクワガタとしては小さいなぁとは感じていたのですが、そういう個体もいるだろうと思うので…。

  • #4

    やまざき (水曜日, 06 2月 2019 14:30)

    たまたま、再度HPを見させていただき、私のコメントに返信されていたのを発見しました。以下、理由。
    これまでいくつかの報文で雑種の報告がなされています。写真を見ると、体型がオオクワ寄りなので、オオクワ♀×コクワ♂のペアの子供と考えられます。コ♀×オオクワ♂の場合は華奢です。
    特徴ですが、①大あごや全体的なプロポーションがオオクワと比較して直線的、②頭部前縁の突起、胸部の側縁、体表の光沢がオオクワとコクワの中間的な形態、③55㎜で完全な大歯型(オオクワでは55㎜前後ですと中歯型寄りな大歯型→天然のオオクワで大歯型と呼べそうな歯型は55㎜程度以上)。その他、脚部が写真に写っていませんが、脚はオオクワより長い印象があります(特にフ節)。