珍しいトンボたち

今日もホタルのポイントで明日の下見。昼間に歩いてみました。当然、夜とは違った生きものがたくさん見られます。その中で、トンボをいくつかご紹介。


黄色いイトトンボ。体長は4cm弱。その名もキイトトンボ。まんまのネーミングですね(笑)でも、蛍光色にも見えるこの鮮やかな色を見れば、そう呼びたくなるのも頷けます。緑色のヨシ原でひときわ目立つ美しいトンボです。


イトトンボの仲間だと思って写真を撮ってきたトンボ。調べてみるとイトトンボ科ではなく、モノサシトンボ科というグループに属するアマゴイルリトンボという種類でした。分布が非常に局地的で、全国で5県でしか記録がない非常に珍しい種類です。もちろん、館長佐々木、初めて見ました。山形県レッドデータブックでは準絶滅危惧に指定されています。大江町、アツいですね。


こちらはオゼイトトンボ。上のアマゴイルリトンボと色合いは似ていますが、イトトンボ科に属するのでグループが違います。有名な尾瀬にちなんでつけられて名前ですが、たしかに尾瀬にはたくさんいました。背中側から見たときに、ワイングラスのような黒い斑紋が見えるのが特徴の一つです。大江町でも見られるのは嬉しいですね。山地の、水生植物が多い湿地環境に生息するとされているので、自然豊かな環境の指標とも言えます。