スミレ

今日はやまさぁーべの近くに咲いていたスミレのお話。スミレは、春の野に咲くお花の代表選手。ファンや、研究者も多いため種類が細かく分けられていて、スミレの仲間だけで図鑑が1冊できてしまうほどです。正確に見分けるのはかなり難易度が高いので、今日紹介するスミレ類の名前の前には全て「たぶん」が付いていると思って読んでください(笑)園芸種でもスミレの仲間は売られていますね。有名なのはパンジーやビオラなどです。今日ご紹介するのは野生のスミレ。

まずは最もポピュラーなスミレ。タチツボスミレです。スミレの仲間は、地面から直接花や葉っぱが生えているタイプのものと、茎が立ってそこが枝分かれして花や葉っぱが出るものに大別されます。タチツボスミレは後者です。薄紫色で中ぐらいの大きさの花がよく目立ち、斜面などに大群落をつくることがあります。

お次はニョイスミレです。白くて小さな花をつけます。前のタチツボスミレと違って、枝分かれする茎はありません。湿地や池、沢の周りなど、少し湿った場所に好んで咲きます。スミレの仲間では一番遅く花をつける種類ですので、これが咲き始めたということはそろそろスミレの季節も終盤に入っているという事です。

今度はスミレサイシン。大ぶりの花をつけるスミレですが、一株から出る花の数は少ないようです。上2種のスミレは日当たりのよい場所に咲きますが、それに比べると薄暗い環境を好むようで雑木林の中でよく見かけます。葉っぱの形がハート形をしていますが、この葉がウスバサイシンという別の植物によく似ていることが名前の由来です。ちなみにスミレサイシンは日本海側特有の植物で、太平洋側に行くとナガバノスミレサイシンという別の種類に変わります。

最後は、よくスミレと間違えられる別の植物。カキドオシの花です。スミレはスミレ科というグループで、カキドオシはシソ科の植物。遠くから薄紫の花が咲いているのを見るとスミレのように見えてしましまいますが、よくよく見てみると葉っぱも花の形もスミレとは全く違います。カキドオシもスミレも山菜として食べる事ができます。カキドオシの方はシソ科らしく香りが強いのでハーブとして肉料理なんかに合います。和製タイムなんて呼ばれることもあるそうです。